迎賓館

迎賓館見学をしました。
こちらは、東宮御所として建設され、戦後図書館として利用されたのち、海外の貴賓をお迎えする迎賓館となりました。

日本の威信をかけた建築物であり、西欧の方々へのおもてなしに贅を尽くすとともに、日本らしさも、見失わないような心配りも感じられます。

規模は大きくないものの、ベルサイユ宮殿を彷彿とさせる作りで、様々な形を、日本らしさを取り入れながら、デザインされていると感じます。

ベルサイユや西欧の建築物との大きな違いを感じるのが、いわゆる絵画がほぼない事です。ご一緒させていただいた先生がおっしゃって気がついたのですが、その目で見ると全く違うと思てしまいます。

実際には入り口に大きな絵画があるのですが、作者の方は、日本画壇では、力のある方なのでしょうが、西欧の圧倒的な肖像画というものでもなく、なにふわっとした印象で、それも間違いなく意図して置かれているはず。

どっちつかずみたいな気分になります。

それが日本というものなのかな、とさえ思えますが、この点も勉強不足ですので、あらためて考察できたらと思います。

 

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